高槻市にある中井歯科医院では、虫歯や歯周病の予防に力を入れつつ、患者様のご要望にもお応えできるよう、日々の診療に取り組んでおります。口腔内の健康を保ち、元気な人生を過ごしていただくためのサポートを心がけています。
このブログでは、当院の取り組みや歯科医療に関する情報を発信し、皆様のお口の健康維持にお役立ていただければ幸いです。
今回は、“スポーツマウスガードと普通のマウスピースの違い”についてお話しします。
用途の違い
スポーツマウスガードは、激しい運動中の歯や口腔内の怪我を防ぐために使用されます。歯の破損、口内の裂傷、脳震盪などのリスクを軽減することを目的としています。一方、普通のマウスピースは主に歯ぎしりや食いしばりによる歯の損傷を防ぐために就寝時に使用されます。
素材と厚みの違い
スポーツマウスガードは、衝撃を吸収するために柔らかく弾力性のある素材(EVA樹脂など)で作られており、厚みは3~5mmほどあります。対して、普通のマウスピースは硬めのプラスチック素材で作られ、厚みは1~2mm程度と薄めです。スポーツマウスガードの柔軟性と厚みが、衝撃吸収と歯の保護に役立っています。
フィット感の違い
スポーツマウスガードは、より高いフィット感が求められます。歯科医院でオーダーメイドすることで、個々の歯並びに合わせた最適なフィット感が得られます。一方、普通のマウスピースは既製品が多く、個人の歯並びに完全に適合しないことがあります。ただし、歯ぎしり防止用のオーダーメイドマウスピースも存在します。
使用時の注意点
スポーツマウスガードを使用する際は、口内が乾燥しやすくなり虫歯のリスクが高まるため、使用後の歯磨きが重要です。また、毎回の手入れ(水やぬるま湯での洗浄、殺菌)が必要です。普通のマウスピースも同様に、使用後の手入れが大切ですが、熱湯消毒は避けるべきです。
費用の違い
オーダーメイドのスポーツマウスガードは、歯科医院で作製するため1~5万円程度の費用がかかります。既製品は数千円程度で購入できますが、フィット感に個人差があります。普通のマウスピースは、既製品であれば比較的安価ですが、オーダーメイドの場合は数万円程度かかることもあります。
適切なマウスピースを選ぶことが大切
スポーツマウスガードと普通のマウスピースは、用途、素材、厚み、フィット感、使用時の注意点、費用などが異なります。それぞれの目的に合わせて適切なマウスピースを選ぶことが大切です。スポーツを行う方は、スポーツマウスガードを使用し、歯ぎしりが気になる方は普通のマウスピースを使用するのが適しています。マウスピースについてご不明な点がございましたら、当院にご相談ください。皆様のお口の健康維持をサポートいたします