高槻市にある中井歯科医院では、虫歯や歯周病の予防に力を入れつつ、患者様のご要望にもお応えできるよう、日々の診療に取り組んでおります。口腔内の健康を保ち、元気な人生を過ごしていただくためのサポートを心がけています。
このブログでは、当院の取り組みや歯科医療に関する情報を発信し、皆様のお口の健康維持にお役立ていただければ幸いです。
今回は、“歯の被せ物が取れた時の対応”についてお話しします。
歯の被せ物が突然取れてしまったら

歯の被せ物が突然取れてしまい、対処に戸惑ったという経験はありませんか?
今回は、歯の被せ物が取れてしまった状況で行うべきことや、早めの治療が必要な理由について、詳しくご説明していきます。
まず、被せ物が取れてしまったら、次のように対処しましょう。
取れた被せ物を保管する
被せ物が取れたら、まずは捨てずに大切に保管しましょう。清潔なタッパーや小さな容器に入れて保管するのがおすすめです。歯科医院で再利用できる可能性があるため、なくさないよう注意しましょう。
自分で戻さない
取れた被せ物を自分で元の位置に戻そうとするのは危険です。市販の接着剤を使用すると、口内から有害な成分が溶け出す可能性があります。
また、正確に装着できずに隙間ができると、雑菌が侵入しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
早めに歯科医院を受診する
被せ物が取れたら、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。理想的には当日、遅くとも翌日には診察を受けることをおすすめします。
早めの治療が必要な理由とは?
それでは、なぜ早めの受診と治療が必要なのか、その理由をみていきましょう。
歯の移動を防ぐ
被せ物が取れると、歯と歯の間に隙間ができ、この隙間に向かって残った歯が少しずつ倒れてくる可能性があります。歯が動いてしまうと、元の被せ物が合わなくなり、作り直しが必要になることがあります。
虫歯の進行を防ぐ
被せ物の下の歯は、通常のエナメル質が削られているため、虫歯になりやすい状態です。被せ物が取れた状態を放置すると、虫歯が進行するリスクが高まります。
歯の破折を防ぐ
被せ物をするときに歯を削っているため、取れたままにしておくと歯が割れやすくなります。特に固い食べ物を噛む際に注意が必要です。
被せ物が取れた後の注意点
被せ物が取れた後は、以下の点に注意しましょう。
丁寧な歯磨き
被せ物が取れた部分は特に丁寧に歯磨きをし、清潔に保ちましょう。ただし、神経が近くなっている可能性があるため、力加減に注意が必要です。
食事の注意点
硬い食べ物や、極端に熱いもの・冷たいものは避けましょう。被せ物が取れた歯で噛まないよう気をつけ、知覚過敏にも注意が必要です。
定期検診の重要性
被せ物が取れるのを防ぐためには、定期的な歯科検診が重要です。2〜3ヶ月に1度のペースで歯科医院を受診し、被せ物の状態や虫歯の進行をチェックしてもらいましょう。
被せ物が取れる原因は?
被せ物が取れる主な原因には、以下のようなものがあります。
・被せ物自体の劣化
・接着剤の劣化
・被せ物の下での虫歯の進行
・歯の削り方の問題
・強い衝撃
これらの原因を理解し、日頃からの口腔ケアと定期検診を心がけることで、被せ物が取れるリスクを軽減できます。
被せ物のトラブルや定期検診について、お気軽にご相談ください

歯の被せ物が取れた場合は、自己処置は避け、できるだけ早く歯科医院を受診することが重要です。早めの治療により、歯の移動や虫歯の進行、歯の破折などのリスクを軽減することができます。
また、日頃からの適切な口腔ケアと定期検診により、被せ物が取れるリスクを減らすことができます。被せ物のトラブルに限らず、お口の中で気になることがあれば、遠慮なく当院にご相談ください。